クラッシックのすゝめ

開発秘話&ブログ

無線イヤホンが古くなり充電してもほぼ使えなかったので6.7年ぶりにイヤホンを買い替えた。

愛用していたWF-SP700N。
むしろそんな名前だったんだって。

まだBluetoothイヤホンが出始めで23000円ぐらいだったイヤホンは、今ならいくらで買えるのか。

耳につけたときいい感じで安かったんだ。

このオーディオテクニカのイヤホンは適当に1万円台で選んだがかなり上質な気がする。




音楽の民として花丸をあげたい。





今は帰りの電車に乗車したところ。
最近は音楽を聞かずスマホをいじるか本を読むのが常。




さて何を聞こう。




ロック界のマイケル・ジョーダンと言われる私だが今日はクラッシックが聞きたい。



村上春樹のノルウェーの森を開き、さぁ優雅に帰宅しようじゃないの。





あらら……本の内容が全く頭に入らない。




集中力のレイティオが耳に9割とられてる。





おいおいどうしたクラッシク……





ドチャシコ癒されるじゃないか……




これが時代の洗礼を受けたミュージックか……

目を閉じたくなるほどの優美さよ。




鴨川は生まれて35年。
自身を時代に磨かれたPERFECT BODYだと思っていた。




甘かった……。
磨かれ方のレベルが違う。







クリスタルガイザーかな?







登戸で乗り換える。
クラシックを聞く私に周囲の皆が嫉妬の目を向けていたのは言うまでもない。

結構いいバイヴス

最寄り駅の柿生駅に着き、ホームに降りると、作曲、エドワード・エルガー(1857-1934)の威風堂々、第1番が流れた。

アニメ「あたしンち」のあのテロテロした曲だ。

この曲は陽気な感じと壮大な感じが交互に繰り出してくるが、その壮大な部分が流れるやいなや…






何かをやりきった感が凄い!!





実際は反対のホームに行くために階段を降りてるだけなのに! 






俺はやった! 仕事をやりきった! そしてやっとこの地に帰ってきた! 

とアルマゲドンばりの達成感が全身を満たす!!





実際は1日外回りの車の中で寝てただけ!
昼飯なんてコンビニで適当に済ました!
ハンカチを忘れてトイレのあとは髪の毛で手を拭いた!!





なのに……なのに!!



(また壮大な部分が流れてくる)





俺はやったよ!
やりきったんだよぉぉおお!!!



俺は……俺は神なのか……?
錯覚するほどの全能感。





一歩近づけば一歩遠のく帰り道の夕焼けも


「ありがとう」


と私にささやいてくる始末だ。




ったく……こちらのセリフだろうに。




これがクラシック何ですね。はい。

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