ミニバスのコーチを始めてはや半年。
審判のE級ライセンスを取得し、バスケのことをこんなに勉強したのは初めてな35歳。
かくいう鴨川がバスケに打ち込んだのは高校時代の3年間。
大学、社会人ではたまーにボールに触れる程度だったので、
約20年の時を経て、冷めきっていたバスケ熱が蘇ったことになる。
ただ……
情熱が蘇るだけなら良かったのに……
最近やたらと高校時代の夢を見るようになってしまった。
懐かしい面々が多々登場し……
廊下を走ったり、騒いだり。
朝、目が覚めても気持ちは高校生のまま。
ここがどこだか分からないまま3秒ぐらいフリーズし……
高校、大学を卒業し、社会人になって結婚したことなどを思い出す。
寝起きの約20秒でおよそ20年のタイムスリップ。
伸ばしたメジャーのボタンを押して巻き取るみたいに……
シュルルルルッ!
と一瞬で約20年が過ぎるのです。
ここまでなら良かったんだけど……
さらにこの頃
『バスケ = 青春時代 = 好きな女の子』
の等式により、
当時好きだった人の夢をよく見てしまう。
夢の中で話したり、話せなかったり。
いやぁ……めっちゃ好き!!
あふっ!!
って気分で朝目覚め、
やっぱり20秒ぐらいかけて現状を整理する……
が、
切ねぇ。
このピュアッピュアな感情に35歳のおっさんのボディーでは耐えられない。
青春時代ってこんな恋愛感情を抱えたまま生きていたの? 正気の沙汰?
やるせないなぁ……
てか毎度一瞬で処理される俺の20年間もまた然り……
何だか全てが虚ろだよ。
話変わるんですけど、
全てが虚ろになった結果、
村上春樹のノルウェイの森に導かれたんだろうなぁ……
とても誰かとノルウェイの森について語り合いたい。
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